ポケモンが8割上昇の強い7月。夏前に一段買われた話【2024年7月】
PSA10トレカ相場まとめ
2024年7月
重い月が続いていた2024年前半で、7月のポケモンははっきり例外でした。中央値+14.3%、137枚のうち110枚が上昇。8割が上がるという、この半年でいちばん強い数字が出ています。春からの軟調が嘘のように、夏前に一段、資金が入った。数字を追っていて、久しぶりに気持ちの明るくなる月でした。
数字で見る2024年7月
| タイトル | 中央値 | 上がった枚数 |
|---|---|---|
| ポケモン | +14.3% | 137枚中 110枚 |
| ワンピース | -1.5% | 59枚中 26枚 |
裾野の広い、質のいい上げ
| カード | 変化 | 価格(月初→月末) |
|---|---|---|
| ピィ P | +110% | ¥2,380 → ¥5,000 |
| ルカリオ&メルメタルGX SR | +100% | ¥10,000 → ¥20,000 |
| サイトウ SR | +75% | ¥5,500 → ¥9,600 |
| ソルガレオ&ルナアーラGX (リーリエ) SR | +74% | ¥23,000 → ¥40,066 |
| レシラム&ゼクロムGX (N) SR | +66% | ¥11,400 → ¥18,980 |
この上げの質の良さは、上昇上位の価格帯がバラけていることに表れています。¥2,380のピィが¥5,000へ、¥10,000のルカリオ&メルメタルGXが¥20,000へ、そして¥23,000のソルルナGXが¥40,066へ。安いカードも高いカードも一緒に上がっている。特定の1枚を当てる必要がなく、ポケモンを持ってさえいれば評価が伸びた——137枚中110枚上昇という数字が、そのまま体感につながる地合いでした。
全面高ぶりは、下落側を見るとむしろよく分かります。この月の『下落上位』ですら、下から数えてリーフィアVSTARが-10%、ギラティナVSTARが-8%という小ささ。いちばん下げたゲンガーexでも-55%(¥8,980→¥4,000)の1枚が突出しているだけで、あとは緩やか。下げるカードを探すほうが難しい月、というのは、こういう状態を指します。
ワンピースは置いていかれた
一方ワンピースは中央値-1.5%、59枚中26枚と、ポケモンの祭りには乗れませんでした。ウタのリーダーパラレルが¥5,000から¥8,500へ+70%と局所的に強かったものの、全体では一歩後ろ。2024年のこの時期は、ポケモンとワンピースの明暗がはっきり分かれる月が続きます。資金がポケモンに集中していた、とも読めます。
軟調が続いたあとにこういう強い月が来ると、つい『底は過ぎたのか?』と考えたくなります。ただ実際には、このあと8〜9月に相場はまた軟調へ戻りました。7月の強さは、結果的には一時的な買い戻しだった、という後知恵になります。単月の強さだけで流れを決めつけない——気持ちが明るくなる月ほど、この基本を思い出しておきたいものです。